うなぎを食べる、と言うと気持ち悪いと感じる人もいるでしょうか。
日本ではうなぎと言うと、高級食材の一つだと考えられることが多いです。
ヌメヌメとしていて長細いうなぎは、今でこそ美味しいことがわかっています。
しかし、昔の人はうなぎを見て食べようと思えたのでしょうか…?
答えは、うなぎはずっと昔から世界各国で食べられていました。
日本ではさかのぼること、縄文時代にはうなぎが食べられていたことがわかっています。
この記事では、うなぎが食べ物となる起源や、現代日本に伝わる美味しいうなぎ料理をご紹介します。
うなぎは縄文時代から食べられていた!うなぎの起源
日本では、5000年も昔つまり縄文時代からうなぎを食べる習慣がありました。
縄文時代に作られた貝塚からは、人が食べたあととわかる骨が出てきました。
とはいえ、本格的にうなぎを食用として料理し始めたのは江戸時代です。
当時、徳川家康が江戸の町を発展させるため干拓をしていた際、そこにうなぎが住み着くようになったことがうなぎの食用化を促進させました。
海外でも紀元前からうなぎが食べられていた
海外では、紀元前431年からうなぎが食べられていたことがわかっています。
アリストファネスと呼ばれる風刺詩人が古代ギリシアで行われたペロポネス戦争を舞台に作った「アカルナイの人々」と呼ばれる作品の中には、うなぎを食べていという文献が残されています。
その頃のローマでは、背開きにしたうなぎにはちみつや魚醤を混ぜたソースを塗って炭火焼きをしていたそうです。
その頃からうなぎは、高級な食材として知られていました。
日本のうなぎ料理といえば?3選
日本のうなぎ料理として有名なのは、下記3つです。
・蒲焼
・ひつまぶし
・うな丼
それぞれの歴史を簡単にご紹介します。
うなぎ料理①:蒲焼
1399年の室町時代には、蒲焼が現代と同じ形で親しまれていました。
うなぎをくしにさしているときの形が蒲の穂に似ていることからこの名前がつけられました。
うなぎ料理②:ひつまぶし
おひつに入れ、まぶして食べられるひつまぶしは、愛知県名古屋市の名物として現代でも人気の日本料理です。
ひつまぶしはダシをかけて細かくきざんだうなぎご飯として、名古屋にある「あつた蓬莱軒」が開発し人気になった料理です。
うなぎ料理③:うな丼
うなぎの料理といえば、うなぎが丼の上に乗ったうな丼です。
どんぶりのご飯の熱がうなぎを温めることで、よりふわふわとした食感が楽しめるのが魅力です。
うなぎは昔から高級品!美味しいうなぎ料理を食べよう
うなぎが食べられている歴史は長いですが、昔からうなぎは高級品として扱われていました。
少しお高めではありますが、日本で美味しいうなぎ料理を食べてみてくださいね。