日本でも各地に名店が出る人気の料理といえば、ラーメンです。
店それぞれが各自の研究を重ね、最大限に美味しいラーメンの味を作りあげているため、何時間も並ぶような人気店も珍しくありません。
日本に訪れたことのある外国人の多くも、日本で食べた美味しいものとしてラーメンをあげます。
しかし、またの名を「中華そば」などと呼ばれる「ラーメン」は、本当に日本料理なのでしょうか?
確かにラーメンは、他の日本料理と比べて油分が多く、こってりとした料理です。
中華料理のような特徴は持っているものの、世間では日本料理と呼ばれることが多いですよね。
この記事では、ラーメンの起源や日本で人気の味についてご紹介します。
ラーメンって日本料理?それとも中華料理?
結論から言うと、ラーメンは中国人シェフによって日本で生み出された料理です。
日本独自の麺料理として作られたため純粋な中華料理ではないので、日本人のために作られた中華風の料理と言うのが良いでしょうか。
さかのぼること明治時代、日本人経営者である尾崎氏が中華料理店を開きました。
その中華料理店では、横浜中華街にいた中国人料理人を数名雇い、日本人向けの中華料理を提供したのです。
そこで主に人気を誇ったのが、支那そばや南京そばと呼ばれる、現在のラーメンです。
日本には外国料理が起源の日本食がいっぱい!
日本食には、外国料理が起源のものが多いです。
実は寿司も、もともと中国から渡ってきたものがもとで、江戸時代に流行り始めました。
焼き餃子も日本料理ですが、中国の料理にも餃子は存在しますね。
中華料理の餃子は茹でたり揚げたりするものが多いですが、日本の焼き餃子は蒸して焼いて作ります。
本場の中華料理ではないということです。
基本のラーメンの味は?4種類を紹介
ラーメンはそれぞれのラーメン専門店がこだわりを持って独自の味を作り出していることが多いため、一概に種類を分類することは難しいです。
その中でも基本のラーメンの味を4種類ご紹介していきます。
①醤油ラーメン
醤油ベースなので茶色く、半透明なスープが特徴です。
使う出汁には鶏や豚、魚介が使われていることが多いです。
②豚骨ラーメン
豚の骨を長時間煮て作っており、スープは白っぽいものがほとんどです。
味わいが煮込み時間によってかわります。
③味噌ラーメン
味噌や野菜を使って独特の風味を出します。
こってりとした味わいが特徴です。
④塩ラーメン
半透明であっさりとしたスープが特徴的です。
塩ダレなどに旨みをもたせた、ごまかしのきかないラーメンです。
日本で好みのラーメン店を見つけてみて
地域ごとに美味しいラーメンが競合している日本では、他の国では出会えないほどレベルの高いラーメンと出会えます。
ぜひ自分好みのラーメンを見つけてみてください。