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日本の伝統工芸「寄木細工」とは?歴史や魅力、人気の模様を徹底解説!

日本の伝統工芸の一つ「寄木細工」はご存知でしょうか?

神奈川県の箱根周辺で木を使って作られる工芸品で、その木目を活かした巧妙な自然の彩りは多くの人を魅了します。

 

今まで寄木細工を見たことがない人なら、これをみて木で作られた模様だとは思わないでしょう。

 

この記事でわかること
・寄木細工とは
・寄木細工の魅力
・寄木細工の歴史と発祥地
・寄木細工で作られる代表的な商品

 

この記事では、寄木細工の歴史や魅力、人気の模様について徹底的にご紹介していきます。

もし寄木細工に魅了されたら、ぜひ一つ手にとってお土産にしてみてくださいね。

 

寄木細工とは?神奈川の箱根発祥の美しい伝統工芸

寄木細工は、神奈川県箱根市周辺で作られる伝統的な工芸品です。

箱根市周辺の山でとられた木をあわせることで、木目や色の違いを作り出して模様にします。

 

もともと古代西アジアで始まりましたが、シルクロードを通って日本に来た技術だと考えられています。

寄木細工が本格的に日本で作られ始めたのは、江戸時代の後期だと言われています。

 

当時作られていた模様の種類は多くはなく、時とともに連続する模様が生まれていきました。

 

寄木細工の魅力とは?繊細さと唯一無二の模様

鮮やかな色が美しい寄木細工は、自然界に生きた木を使って作れられています。

使われている木は「神大木(じんたいぼく)」と呼ばれる、豊かな深みのある色の木です。

 

神大木とは、数千年前に火山の噴火などにより地中に埋もれた木のことを意味します。

その中でも腐敗していないものが掘り起こされたとき、寄木細工の原料となります。

 

木それぞれが持つ色合いがいくつも組み合わさって作られる寄木細工は、世の中で唯一無二の模様を作り出します。

 

 

寄木細工といえば秘密箱!試したことはありますか?

 

寄木細工といえば「秘密箱」を思い浮かべる人も多いはず。

秘密箱とは、寄木細工で作られた柄の美しい箱のことです。

 

箱の側面を決められた順番通りに動かさないと開かないという仕掛けがされた箱で、柄はその仕掛けを隠すのにもぴったり。

 

とても繊細な作りで、仕掛けの構造も複雑なため、現代では秘密箱を作れる職人も少なくなってきているのだとか。

その素敵な仕掛けには、大人になっても遊び心をくすぐられます。

 

日本の伝統工芸「寄木細工」の商品はいかがですか?

秘密箱の他にも、食器や小物などにも利用されている寄木細工。

2019年から大ヒットしたアニメ「鬼滅の刃」にも、一瞬登場しましたね。

寄木細工は日本の大切な伝統工芸品です。

 

一つお土産にいかがでしょうか?